先月大阪で、日本初となるギャンブル依存症対策条例が成立しましたね。
これは大阪にカジノを含む統合型リゾート（＝IR）誘致するにあたってギャンブル依存症の人が増えるのではないかといった考えから成立に至りました。
今回はそのギャンブル依存症対策条例がどういったものなのか、他国やオンラインカジノではギャンブル依存症に対してどういった対策が為されているのかを紹介していきます。
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ギャンブル依存症とは
ギャンブル依存症は、1970年代後半にWHOによって「病的賭博」として正式に病気として認められました。
ギャンブル依存症の主な症状は以下の通りです。
- ギャンブルにのめり込む
- 心理的興奮による賭け金の増加
- ギャンブルがやめられず、ギャンブルをしないと落ち着かない
- 負け分や借金をギャンブルで取り返そうとする
- ギャンブルの資金のために犯罪を犯す
ギャンブル依存症のメカニズムはアルコールや薬物の依存症とよく似ており、ストレス耐性が低い人や生活環境が良くない人が陥りやすい病気です。
常日頃感じている不安や不満から、ギャンブルにどっぷり浸かってしまうというわけですね。
参考記事：
https://www.ncasa-japan.jp/understand/gambling/about
大阪のギャンブル依存症対策条例について
カジノ(IR)法案とは
まずはカジノ(IR)法案とは何かから説明していきましょう。
IR法案とはカジノを含む統合型リゾート（Integrated Resort）を日本でも合法的に導入するための法案で、2016年12月に成立しました。
IRを導入することで観光客が増加し、地域や日本経済を活性化させる狙いがあります。
デメリットとしては外国人増加による治安の悪化と流行らなかった時に起こる経済的な損失、そしてギャンブル依存症の蔓延が挙げられます。
大阪のIR誘致
IRを誘致する地域は現在日本で３ヶ所の候補地が定められており、長崎、神奈川そして大阪の三県が挙げられています。
大阪では夢洲にIRが誘致される予定で、コンセプトは「結びの水都」です。
大阪への観光客が増加することで近畿圏全体にも観光客が増えると見込まれるので、大阪としてはIR誘致に積極的にです。
しかし、大阪市は埋立地である夢洲をこれまでも有効活用しようと何度も試みてきましたが、地盤沈下や汚染物質、アクセスの悪さなどの理由で何度も失敗してきたのが現実です。
加えて大阪では市民のIR誘致反対運動が盛んに行われているのも向かい風となっています。
大阪のギャンブル依存症対策条例の詳細
そんな中今年10月26日、大阪で全国初となるギャンブル依存症対策条例が成立しますた。
今回成立した大阪のギャンブル依存症対策条例の主な内容は以下の通りです。
- 依存症の人や家族に対する相談や社会復帰の支援を行う拠点の整備
- 若い世代への依存症を防ぐための啓発活動
- それらを行いための基金と専門家会議の設置
この内容に対してギャンブル依存症民間支援団体の代表である田中紀子さんは「ぼんやりしているものが出来た」と辛口な指摘をしています。
参考記事
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221026/2000067684.html
他国＆オンラインカジノのギャンブル依存症対策
そこで実際に対策が成功した、ランドカジノを持つ他国やオンラインカジノが実施しているギャンブル依存症の対策を見ていきましょう。
アメリカ・ネバダ州のギャンブル依存症対策
まずはあの有名なラスベガスがあるアメリカ・ネバダ州のギャンブル依存症対策から見ていきましょう。
ネバダ州では、カジノ事業者に対して法規制上自己排除プログラムの導入が義務付けられています。加えてカジノ自身もホットラインの運営や従業員に対する教育等、独自の対策を行っています。
また、ギャンブル依存症への対応を行う民間団体が数多く存在し、ゲーミングの業界団体やNPO法人、学術機関等が連携してギャンブル依存症対策に取り組んでいます。
シンガポールのギャンブル依存症対策
続いてシンガポールですが、シンガポールはカジノを保有しながらギャンブル依存症対策に成功した国として有名です。
カジノ新興国であるシンガポールでは、カジノ導入により危惧される社会問題に対しての専門行政機関、問題賭博国家協議会(NCPG)を設立しました。
NCPGは、一般的にランドカジノやオンラインカジノが提供する本人が申請する自己排除プログラムだけではなく、家族又は第三者機関からの申請で登録が可能な家族強制排除プログラムや第三者強制排除プログラムも提供しています。
また、NCPG主導の教育活動やカウンセリングサービスも積極的に行われています。
オンラインカジノのギャンブル依存症対策
最後にオンラインカジノが実施しているギャンブル依存症対策を紹介します。
オンラインカジノには必ず「責任あるギャンブル」と言う名目でギャンブル依存症対策に取り組んでおり、サイト内でギャンブル依存症診断が受けられたり、ログイン制限や入金制限を自分でかけることができるようになっています。
オンラインカジノが行っている主なギャンブル依存症対策は以下の通りです。
- 入金制限
- 賭け金額制限
- 損失制限
- 時間制限
- アカウントの一時停止
- アカウントの閉鎖
- 自己排除
- 未成年者の保護
IR完成が待てない？オンラインカジノで遊ぼう
以上のように、ぼんやりではありますがギャンブル依存症対策を含めたIRカジノの設立の準備が徐々に整ってきてはいます。
しかし大阪でのIR誘致は2029年に予定されているので、当然そんなには待てませんよね。そんな人はオンラインカジノで先に遊んでみませんか？
オンラインカジノは上述した通り、ギャンブル依存症対策もしっかりされています。
ただ、オンラインカジノで遊ぶ際にはこんな不安があるはずです。
- イカサマされるのでは？
- 入出金しても反映されない？
- 安全性は？
そういった安全性の問題が起きないようにするために、オンラインカジノでは第三者からの監査が継続的に行われています。オンラインカジノ側が合法的なライセンスを取得し、安全性の管理に努めています。
「ライセンス」がどのようなものであるかはコチラの過去の記事が参考になります。
オンラインカジノ選びのポイント
- 入金・出金がスムーズに行える
- 日本語によるサポートが充実している
- 遊べるゲームの数が多い
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入金不要ボーナスについては下記の記事にまとめています。
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まとめ
ギャンブルは一歩間違えればギャンブル依存症になってしまうかもしれませんが、正しく向き合うことで人生を彩る非常に楽しいエンターテイメントです。
オンラインカジノは世界でも大人気のエンターテイメントで、多くの人がオンラインカジノで遊びながら、ギャンブル依存症とは無縁な充実した人生を送っています。
ですから必要以上に怖がらず、正しくギャンブルと向き合うことで楽しいオンラインカジノライフを過ごしましょう！
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