今回は歌舞伎町で発生した国内最大規模の違法カジノ摘発事件を紹介します。
それに伴って、今回の事件がなぜ違法性が高かったのか、オンラインカジノはなぜ安全なのかについても解説していきます。
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事件の概要
違法カジノ摘発までの流れ
2023年1月30日、東京都新宿区歌舞伎町の違法カジノ店「セクシー」が摘発されました。
責任者の松井玄容疑者（43）ら8人が客にインターネットカジノで賭博させた常習賭博罪の現行犯で逮捕されました。
この時店内にいた客の男性4人も同時に現行犯逮捕されています。（すでに釈放済み）
暴対課によると、2022年8月、福岡市中央区のマンションで逮捕監禁致死事件が発生し、5人が逮捕された事件がありましたが、捜査の過程でオンラインカジノの売り上げをめぐるトラブルが原因と判明し、今回の違法カジノ店「セクシー」の摘発につながったといいます。
「セクシー」は「スピード」という全国に違法カジノを展開しているグループが運営する違法カジノ店です。
「スピード」グループ傘下の他店でのトラブルの末に起こった逮捕監禁致死事件がキッカケで芋づる式に摘発されたようですね。
摘発されたのはどんな違法カジノだった？
「セクシー」は年中無休の24時間営業で、広さ180平方メートルに35台のパソコンが設置されていたようです。
1日70〜80人の利用客がおり、ネットカジノをプレイしていました。
2005年から営業を始め、17年間でおよそ500億円を売り上げ、122億円程度の利益を得ていたとみられる国内最大規模の違法カジノ店とされています。
都内で「スピード」傘下の違法カジノ店が摘発されるのは初めてで、暴対課は売り上げが暴力団の資金源の一部になっていたと見ているようです。
参考記事：https://news.yahoo.co.jp/articles/0b581b49f8b93d1fcd4d9116a84d6b549431c42e
インターネットカジノは違法
さて、今回紹介した事件ですが、インターネットカジノ（通称インカジ）を舞台に多数の逮捕者が出ていますね。
これを聞いてネットカジノが恐ろしいものと感じる人は少なくないでしょう。
しかし、今回の事件の違法性を理解しておくとオンラインカジノが法的に問題が無いことが理解できると思います。
オンラインカジノ・インターネットカジノ・闇カジノの違いはこちらの記事にまとめています
今回摘発された違法カジノはなぜ犯罪なのか？
今回事件があった違法カジノ「セクシー」のような違法カジノ店は一般的にインターネットカジノと呼ばれています。
インターネットカジノとは、実在する店舗でコンピューターを使用し、インターネットを通じてギャンブルを行うことができる場所を提供しその場で現金精算ができるカジノのことを指します。
このように国内に実店舗として存在する賭博上は日本の法律上完全に違法となってしまいます。
そのため今回舞台となった違法カジノ「セクシー」は国内に実店舗が存在していたことが一番の問題点だったということになります。
オンラインカジノが摘発されることはありません。
オンラインカジノで安全に遊ぼう
実店舗のあるインターネットカジノは間違いなく違法ですが、それでも実店舗が無いオンラインカジノが間違いなく違法ではないと言える根拠にはなりません。
そこでここからはオンラインカジノがなぜ安全なのかを解説していきます。
オンラインカジノはなぜ安全なのか？
オンラインカジノとは、海外で合法のライセンスを取得したカジノ会社がインターネット上で自社のサービスを提供するウェブサイトのことで、実店舗でのギャンブルを提供しているわけではありません。
また、オンラインカジノは実際に賭博が行われているのがウェブ上である上、運営会社も海外を拠点にしているため、オンラインカジノ自体を裁ける法律が日本には無いのです。
日本の賭博に適用される賭博罪は元は胴元を裁くためのものですが、海外で合法とされているオンラインカジノを日本の法律で裁くことはもちろんできません。
また、胴元が裁けないのにその利用者を裁くことはできないのです。
また、オンラインカジノは運営者が取得の難しいライセンスを所有した上で合法的に運営されているので安全性・信頼性はインターネットカジノとは比較にならないほど高いです。
しかし国内運営のオンラインカジノは危険！逮捕者が出たことも
しかし、オンラインカジノが安全なのは実店舗が無いことも理由の一つですが、それが海外で運営されているという点も大きいです。
2016年に「スマートライブカジノ事件」という日本人のオンラインカジノ利用者3人が賭博罪に問われ逮捕された事件が起こりました。
オンラインカジノ利用者が逮捕される事例は非常に稀ですが、彼らが逮捕された主な理由として胴元が日本国内にいると判断されたことが挙げられます。
スマートライブカジノの運営会社はイギリスにあるのですが、どうやら逮捕された日本人プレイヤーがプレーしていたブラックジャックテーブルに問題があったようで、
- 日本人のディーラーがゲーム進行していた
- 日本時間の夕方から深夜にテーブルが解放されていた
- 日本語で他の日本人プレイヤーとチャットでやり取りができた
というような条件が揃っていたことから警察は日本で賭博を行っているとみなし逮捕に踏み切りました。
しかし結局、逮捕された内の二人は略式起訴を受け入れましたが、もう一人は弁護士をつけて抗戦し最終的に不起訴、つまり無罪となっています。
無罪となった一人の弁護士が検察側に提出した意見書には、賭博罪とはそもそも運営側を処罰するためのものであること、プレイしていたライブブラックジャックのテーブルが日本で運営されいるとみるのはおかしいということ、そしてスマートライブカジノ自体は海外の企業が合法的なライセンスを習得しているということを挙げており、逮捕を不当なものとしました。
それだけ日本の法律でオンラインカジノプレイヤーを罰するのは難しいということです
まとめ
今回は新宿歌舞伎町で起こった国内最大級違法カジノの摘発事件を紹介しました。
今回の事件が違法だった理由としては日本国内に実店舗を構えた賭場があったことがポイントです。
そのため、実店舗がなく海外を拠点に運営されているオンラインカジノをプレイすることは安全であるといえます。
しかし、オンラインカジノの中にも一部危険なものもあり、特に日本国内で運営されているオンラインカジノは非常に危険です。
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